2020-01-01から1年間の記事一覧
心療内科の先生の言葉に、自分の将来の可能性を感じた稀子だった。
担任からの言葉に傷ついても、それを慣れとして受け入れる稀子。不登校になって心の余裕ができたせいかもしれない。自分で立てるスケジュールが快適な稀子。
不登校になってから初めて自分の進路を考えた。学校に頼らずに自分で考える進路は不安がいっぱいだけど、期待してしまう稀子だった。
学校に行かない生活は自分のペースで過ごせてとても快適だった。毎日来る、クラスメートの声に耳を澄ましてしまうんだ。聞かなくていいことも聞きたくないことも聞こえてしまう...
不登校を恥ずかしいと思うのは、親ではなく私だった。私の不安な気持ちは、いつになったら消えるんだろう...
学校へ行かなくても規則正しい生活を送る稀子。毎日、母が作ってくれるお弁当を食べる事が母からの宿題。 その宿題は甘くなかった...
中3の2学期、学校には行かないと決め、みんなと同じ道を行くこと諦めた稀子。そんな自分に笑ってしまうが心は穏やかだった。
夏休みに入っても気持ちは安定せず、悪夢を見る日々。真夜中の稀子を見た母との夏休みが始まる。
稀子の中学の2年半の日々。
中学生で学校に未練がないと思った稀子。どんなに頑張っても、出来て当たり前の世界にいる場所なんてなかった。頑張れば頑張る程笑らわれる自分に笑ってしまう...
給食をほぼ食べなくなった稀子。家では食べていたのかも覚えていなかった。痩せていく稀子の異変に気付いた母のとった行動とは?
謎の体の痛みに悩まされる稀子。体が痛み出すと保健室へ...いつしか笑い声に恐怖を感じる稀子。体の痛みの原因とは一体??
無くなるものが増えていく。物に執着心はないけれど、地味に心を抉られた。早く家に帰りたいけど、人の笑い声に足を捕らえられて前へ進めなくなる稀子だった。
人と合わせる為、1番に一番に登校する事が多くなった稀子。学校までの坂道が辛いのか、教室のある3階まで登るのが辛くて泣いているのかわからない稀子。
ルールを守ることが全て。自分の生き辛さをワガママと思っていた稀子に、母が言った言葉とは...
距離感が分からない。苦手なレクで、また人との違いを思い知る。笑って誤魔化すことも出来ない思春期に泣く。
見た事もない美術の評価。自分だけ追いつけない授業と下がる成績に、また自分を責める稀子だった。
学校ごとにある暗黙のルール。校則よりも守らなけらばいけないルールが分からない稀子だった。
好きってなんだろう...私の好きは人を傷つけてしまう。人と話すことが怖くなって勉強よりも難しい...
友達との物の貸しっこ。貸したままの物が返ってくる事はなかった。執着心がないが故に心ない人の標的になる稀子だった。
ノコギリを使った授業で苦戦する稀子。立体的に見ることが出来ないこともあって、技術も苦手な授業だった。
恋愛なんて別世界の話。けれど私の周りの人たちにとって恋愛はその人の基準値を表していた。自分がまたズレている...そうとしか思えなかった。
テストが終わった後の打ち上げ。自分には無関係と思っていた。行くことはないだろうと思っていたけれど、ある日突然誘われた。ハイテンションの笑顔に感じる違和感にどうする?
言葉の意図を読み取れなくて、クラスメートとの距離を感じてしまう。生活のし辛さが徐々に出て来る。
お笑いが好きなのに、人の冗談と本気がわからない。わかったふうに振る舞う事さえ見透かされる。
人との距離をいくら気をつけても、不意に感覚がわからなくなる。誰にも聞けない人との距離に悩む稀子だった。
人との距離の取り方がわからない。そんな言葉は誰も信じてくれず、次第に人が怖くなる。
美術で独特な個性を発揮する??作った塊が誰も見たこともない新種の動物になっていく...。
学校の球技大会。みんなの本気が担任の財布の紐を緩くする。大会に参加するものの透明人間のようにスルーパス。一人だけ透明人間になった日。
体育も苦手でリレーのアンカーに憧れていた。視力も悪くバランス感覚もない、体育になると逃げ出したい私。全てフィルターのかかったモヤった世界。