2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
心療内科の先生の言葉に、自分の将来の可能性を感じた稀子だった。
担任からの言葉に傷ついても、それを慣れとして受け入れる稀子。不登校になって心の余裕ができたせいかもしれない。自分で立てるスケジュールが快適な稀子。
不登校になってから初めて自分の進路を考えた。学校に頼らずに自分で考える進路は不安がいっぱいだけど、期待してしまう稀子だった。
学校に行かない生活は自分のペースで過ごせてとても快適だった。毎日来る、クラスメートの声に耳を澄ましてしまうんだ。聞かなくていいことも聞きたくないことも聞こえてしまう...
不登校を恥ずかしいと思うのは、親ではなく私だった。私の不安な気持ちは、いつになったら消えるんだろう...
学校へ行かなくても規則正しい生活を送る稀子。毎日、母が作ってくれるお弁当を食べる事が母からの宿題。 その宿題は甘くなかった...
中3の2学期、学校には行かないと決め、みんなと同じ道を行くこと諦めた稀子。そんな自分に笑ってしまうが心は穏やかだった。
夏休みに入っても気持ちは安定せず、悪夢を見る日々。真夜中の稀子を見た母との夏休みが始まる。