ミカンなノート
ゆるめく日々をころころ過ごすきこっとライフ𓂃𓈒𓏸𓐍
ご覧あれ〜(´∀︎｀ﾉ)ﾉ
前回の話↓
着替えを終え朝礼が始まる。
すでに肩で息をしている私にとって
朝礼はわたしの休憩タイム
１日の呼吸をここで整える。
授業が始まると
先生はカツカツと板書していく。
生徒もまたスラスラとノートに書いていく。
普通のこと
とっても普通のこと。
でも私にはそのスピードにさえ追いつけない。
先生が話をしだすと
私の頭はパニックを起こす。
なぜって？
“二つ同時にできないから”
いつからだったのか、、、
きっと、生まれた時からなんだろう。
気付いたのは、今なだけで
全然出来ていなかったんじゃないのかな？
周りから見たら、どうなんだろう？
私はみんなと同じと思っていた
みんなと。
考えだすと怖くて歩けなくなる。
声も出せなくなる。
授業ごとに焦ってはパニックで
何も頭に入ってこない。
私のノートはいつも途中で終わってる。
普通じゃないよね、、、？
居眠りもしてないし、不良でもなかったよ。
クラスメイトにノートを借りるけど
それが続けば嫌な顔をされて当然。。
わたし自身も
毎回借りることは
恥ずかしくて出来なかった。
いつからか借りるのをやめた。
それからは
授業を聞くことより
ノートを書くことを優先していた。
...でも結局、間に合わないんだけどね。
何にも頭に入らないけど、
人にノートを借りるより
100倍、気が楽で
100倍、馬鹿だった。
でも、少しずつ一人で乗り切る方法を
考えなきゃいけないと思っていたんだ。
だけど現実は・・・
出来ない...
出来ない...
出来ない！！
心の中で呟いていたつもりが、
いつからか本当に呟いていた...。
私は自分で言葉の呪いをかけていたんだ。
焦れば焦るほど、、、
出来なければ出来ないほど、、、。
その言葉が
私の心と体の
ライフポイントを削っていく。。
そしていつか0になるんだ。
